末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。ある日、不良から暴行を受けた岬は、復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが―。そのカードは、連続殺人鬼「切り裂きジャック」のものと同じだった。その後、ジャックと岬の奇妙な関係が始まり…。最注目作家、幻のデビュー作!


と言う話。
レゾンデートルは、フランス語の「raison d’etre」が由来のカタカナ語です。「存在理由」や「存在価値」という意味らしいですが、まさにそんな話でした。

最近のこの作者の話は良い意味で万人受けしてきた感じでほのぼのしたものが増えてきた気がしますが、これは生々しく衝撃的で一気読みでした。

私も最後は笑顔で逝けるように生きていこうと強く思った作品でした。

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